" 今回、対談をさせて頂いた中で、私が一番感じたのは、深澤さんの創られた「草食男子」とは、『多様性の時代の到来』を象徴している、ということでした。
かつての男性は、本当は草食男子であっても、男性らしく振舞うことを強要されていたので、自分を偽って男らしく振舞っていた男性、例えば、お金もないのに女性に奢ったり、無理にどでかい車を買ったりしていた男性もいたでしょう。
あるいは、本当は草食男子君が好きなのに、「強い男性に守られたい」などと好きな男性のタイプを答えていた女性も過去には多くいたことでしょう。
画一的な価値観の中で息苦しく過ごすしかなかったかつての若者に比して、今の若者たちは、こうしたしがらみから解き放たれています。
マニュキュアを自慢する広告会社の男性マーケッターもいれば、現場研究員の中でも、どこへ行く時もヘアアイロンを持ち歩く男子高校生もいれば、ズボラ過ぎる干物女もいます(笑)。
深澤さんの「今の若い世代は生まれて20年間ほどの間に、バブルがはじけて、阪神淡路大震災、オウム事件、9・11、リーマンショック、東日本大震災と、大きな時代の変化が一気に起こっているから人生経験値が高い」という発言にあるように、戦後、日本に作られてきた絶対的な価値観やレールが崩壊していく中で育った今の若者たちは、既存のレールや価値観に依存するのではなく、自分で幸せモデルを構築する、せざるを得ないとも言え、一部の男子が草食男子を自ら選択したのではないでしょうか。
「今の日本男性は、女性の生き方もロールモデルにするようになった初めての存在だと思います。」という深澤さんの言葉の通り、今の草食男子をつかむマーケティングのヒントは、上の世代の男性ではなく、現在の30代・40代の働く女性の消費性向の分析にあるのかもしれません。"
「草食男子」世代を攻略するマーケティングとは~対談・深澤真紀 - ヒット研究所 - 日経トレンディネット
ジェンダー規範
(via ishibashi)
(via kuenishi)